勉強と部活の両立は本当に可能なのか!部活だけでは後悔することも…

子育て

 

現代では行き過ぎる部活動においての様々な問題が起きています。
部活動で起きるとても悲しいニュースが流れるたびに、いたたまれず胸が苦しくなります。
またコロナの影響で部活動が少なくなったり、なくなったというケースも聞き、これからの部活動がどうなってしまうのか心配している一人です。
私は中学・高校での部活動がなければ今の自分はありません。
その為部活の重要性は何よりも実感しているのですが唯一、勉強と部活の両立の部分で後悔していることがあるのです。
それをお話していきたいと思います。

 

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勉強と部活の両立ができた中学時代

全生徒に部活動参加義務あり

私は運動だけが自分の取り柄だと思っていて
自分でやると決めたこともあり、必死で部活をやっていました。
通っていたのは公立中学校でしたが、
部活は全生徒が入らなければならないものであったので
両立に悩むということよりも、やらなければいけないものであった為
部活はやるべきものと認識していました。

親が中学1年から集団学習塾に通わせることを決めていた

勉強と部活が両立出来た要因にはこれが一番大きかったと思います。
高校受験は3年後ですが、なぜか母親がどこでこの塾の情報を入手したのか
家から30分かかる集団塾へ必然的に通う流れになっていました。
平日1回、土曜日1回の週2回通っていました。

母親は私に塾に通うか通わないかと聞くこともなく私は判断する余地もなく
中学に上がったと同時に通い始めることになっていたのです。

平日の場合は塾の時間までに部活が終わることがなかった為
先生、仲間、コートに向けて大きな声で
「お先に失礼します!」と
一礼し部活を途中で抜けていました。
途中で抜けて帰るのがとても申し訳なくて
なかなかスムーズに言い出せず
いつも母親との約束の時間を過ぎてしまい
自営業をしている母親が途中で仕事をおいて
30分かけて車を走らせ塾へ送ってもらい
迎えも仕事が終わって家族の食事の準備をして
すぐに私を迎えに行くという状況で
21時過ぎに塾が終わっていたので帰るのは22時近くになることもあり
母親にとってもかなり体力的に大変な状況だったと思います。

ごく普通の田舎の中学の為中学1年から塾に通うといのは
かなり稀でした。
中学のクラスでは勉強がゆったりと進み、
特に勉強に関して心配することもなかったです。

でも塾においてはクラスの雰囲気が全く違っていました。
レベル別にクラス分けされるのですが
塾の先生も熱心に教えてくれて、それについていこうと皆必死でした。
自分だけの担当の先生もつき、厳しいことももちろん言われ
褒めてもらえることもあります。

毎回たくさんでる宿題もやっていかなければならず、
テストも頻繁にあります。
中学1年から通うことで早い段階で3年後の受験を意識し
あらゆる中学からくる生徒に刺激を受けて勉強にも力が入っていました。
偏差値63のある公立の進学校に目標を定めていましたが
最終的にはレベルを1つ下げ偏差値61の進学校に合格しました。
上には上がありますが自分の中では自分なりに努力した結果だったので
納得しています。

その後部活の仲間も中学3年頃になり同じ塾へ通うことになりました。
送り迎えは親同士分担してやっていた為親の体力的な負担は減りましたが
費用面では3年間となるとかなり負担だったと思います。

京葉学院 ホームページ

京葉学院 授業料

母親に強制的に入塾させてもらえなければ1年から通うことは
絶対になかったです。子供がどこの塾が良いというのは分からない為
親が関心をもって塾などを情報を入手することは
大切だと実感しています。

中学の部活は厳しい方だったと思います。
それでも3年間学校と部活そして塾に通うことができていたので
やろうと思えば両立は可能であると思います。

私は塾があった為部活で疲れていても必然的に勉強する環境がありました。
そうでなかった場合、私の場合は一人で机に向かうというのは難しかったと思います。
人は周りに影響されるという言葉があるように
別の中学からくる生徒の必死に勉強する姿というのは
自分の中学では見る光景とは全く違い
その姿に影響され自分もやらなければと緊張感を常に持ち続けられたのは
かなり私にとって大きかったです。

行きたい高校が明確だった

高校は結構自宅近くにある為
ここの高校はこういう制服で
こんな生徒が通っているんだと
普段からとても身近に感じることができると思います。
それが自分もここに行きたい!
と志望校を決める要因になるところが高校は大きいのではないかと思うのです。
自力で通える範囲となればある程度いける高校も限られてきます。

その中で私は中学の時に高校に見学にいけるということを知らなかったので
高校への見学にはどこにも行っていないのですが
実際の雰囲気を感じるという意味では早い段階で
行きたい高校へ見学にいければ良かったなと今では思っています。

私立は費用がかかるので公立にいかなければ
それに親の負担になるから自力で通えなければいけない
先のことを考えて進学校にと
そう考えていくと必然的に志望校は絞られてきて
そこに行けるようにどうにかするしかないとなるわけです。

行きたい高校、行かなければならない高校と早くに目標が定まれば
それに向けて集中するしかないという状況になっていました。
〇〇の高校に行きたいという目標が早い段階で決まっていたのです。

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勉強と部活の両立に失敗した高校時代

部活動参加に義務なし、参加は自由

高校では部活動に参加義務はなくても、
私は絶対に運動部に入りかったです。

やるからには中途半端に投げ出すことはしたくなかった為
3年間続ける覚悟でいました。

高校2年の頃だったか同じポジションのリベロの子が
「親から勉強の成績が落ちてきているから部活を辞めなさいと言われた」と
勉強と部活の両立が難しい為部活を辞めざるを得ない子も実際にいました。

塾には通わず、部活だけに打ち込んだ

高校では勉強は本当に必要最低限しかやらなかったです。
授業も集中せず上の空で授業を無駄にしてしまっていました。
中学3年間塾と部活で結構いっぱいいっぱいでやってきたので
もうそういう環境から解放されたかったというのがありました。
好きな運動だけやりたかったのです。

高校自体も進学校でありながら勉強に必死になっている子もいなく
平和な感じでした。
私の中で高校に合格することが目標になっていたように感じます。
母親も高校に入ってからは勉強と部活の両立が出来ているだけで
そこまで勉強に対して干渉することもなくなりました。
中学で塾に通わせてもらったのでこれ以上
親に負担はかけられないという思いもあり
塾に通うという考えはありませんでした。

大学が身近になく、大学はいければ良いという考えに

高校のように大学は私の田舎にはありません。

近所で大学に行った人も少なく
両親も自営業で大学はどこでも入れれば良い
くらいの感覚だったのです。

高校受験のように行きたい大学が決まっていなくて
何をやりたいのかもわからず
ただ目の前にある部活を必死にやり続け終わった時には
既に3年の夏です。
そこから2年半の勉強を取り戻そうにも
気づいた時には手遅れでした。

そこで部活だけをやっていても大学には受からないこと
何よりもまずは勉強が大切なのだということを思い知らされました。
1度家の近くの個別塾に通いましたが
全く身が入らず1カ月もたたずに辞めてしまい
もう自力でやるしかなくなってしまっていたのです。

その後半年程度自分一人で勉強したからといって
大した学力が向上するわけもなく
なんとか辛うじて受かった大学にいくしか道はなかったのです。
もっとしっかり勉強をやっていれば自分自身で選びとることができたのに
受かったところに行くしか道は残されていませんでした。

早い段階で大学の見学に行ったり
大学の雰囲気を感じたりすることで大学を身近に感じ
この大学に行きたいという目標が定められていたら
勉強ももっとやる気になれた可能性があったのではないかと感じています。
大学の情報が全く足りなかったです。

教育実習で母校の中学校へ

部活を担当する教師の多忙さに愕然

私はバレーボールに出会い部活の顧問に出会い
本当に自信のなかった自分、嫌いだった自分自身を変えることができました。
同じように私も中学でバレーボール部の顧問をしたいと思いました。

大学で教職を取得し、母校の中学に教育実習に行ったのですが
そこで現実に直面したのです。

部活の顧問を担当している先生方は
朝7時前には学校へ行き朝練です。
8時過ぎからは授業、お昼の休憩時間に生活指導
生徒の親御さんへの電話対応
午後から授業、18時まで部活動、21時頃まで明日の準備
教育実習の場合は家に帰っても授業の準備となります。
はっきりいってプライベートな時間なんて全くありませんでした。
部活動をやるからにはこれを毎日繰り返し
土日も休まず部活となるのです。

私には無理だ…と察しました。

部活動への矛盾を感じた

部活動は学生時代にしか経験出来ない唯一のものであり
人間関係や人格形成等を養う大切な役割を担う
やるからには全力で打ち込むべきものと考えていました。

春の高校バレー、夏の甲子園、冬の高校サッカー等
テレビでもその熱戦が繰り広げられ
私はこれ以上に惹きつけられるものはないと思っています。

しかし、実際に教師として顧問をする立場から考えると
それは現実的ではないと感じてしまったのです。
教師となる先生方自身も家庭やプライベートがあります。
それに部活だけに打ち込んでもその道へ進めるのは一握りです。
やはり最終的にはどうしても勉強ができるかが重要になってくるのです。

最終的な結論

部活動は今行きすぎた指導や教師の働き方など様々な問題点が指摘されています。
プロの道を目指す強豪校ともなれば部活動一本というような環境に身を置かなければなりません。
そうなると、体を酷使し毎日体力の限界というような環境で勉強もというのは相当酷な話です。
勉強だけの環境の子に比べると明らかに勉強に費やせる時間はありません。

それを理解した上でその道に進むか進まないかは判断する必要があると思います。

私のような一般的な部活動であれば時間を無駄にせず
効率的に勉強をしていけば両立というのは可能だと思っています。
私はピークを高校受験に合わせてしまい高校での部活と勉強の両立は失敗してしまいました。

やりたいことがないからこそやらないのではなく
やりたいことが見つからないからこそ
いざ見つかった時のために
自分の進みたい道を選択できる状況にしておく必要があります。

部活がひと段落ついてからでは手遅れなのです。
手遅れにならないように勉強は毎日コツコツとしておく必要が
あったと痛感しています。

特別なことは一切なく授業中はしっかり話を聞きノートを取り
その時間に理解するくらいの気持ちで短時間で集中して
効率的に取り組むということが部活と両立させるには
カギになってきます。

そのモチベーションを維持する為には
早い段階で高校や大学の情報を調べ見学に行き
目標を定めることも大切だと感じます。
自分の進みたい道が明確になった時に

自分で選び取れる環境を築き上げていってほしいと思います。
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