人はちゃんと見てくれる人がいたら、変わることができる!

私の生き方

 

皆さんは小学校楽しかったですか?
楽しい時間って早く過ぎるって言いますよね。6年間あっという間でしたか?

私は小学校は嫌で嫌で仕方なかったです。
ある出来事がきっかけで先生からの信用を失い、大人に対し不信感を抱いて心を閉ざした人間だったからです。

小学校と早くおさらばして一刻も早く中学校に行きたかった。
こんなに6年間って長いんだってくらい長く感じました。

やっと…やっとのことで中学生になり、
私の中学の思い出は何といっても部活!!

運動がとにかく好きで部活はバレーボール部に入ったんです。

なぜバレーボール部か

一番できなかったからっ!です。

 

基本的にバスケットや陸上等はなんとなく皆できると思うんです。
走るとか、ボールをシュートしたりパスしたりとか、うまくはできなくてもなんとなくはてできてる感覚はあると思います。

それでもバレーボールは何一つ出来なかった。

体験入部の時にサーブにしろ、オーバーパス、レシーブ、何一つまともにできなくてスポーツでこんなにできないものは初めてである意味衝撃でした。
運動・スポーツだけが取り柄の自分にとって出来ないことが悔しくて、できるようになりたくてバレーボールに決めました。

がっしかし!!!
顧問の先生は校内一に怖い先生だったんです。
先輩は皆ショートカットでキリっとしていてもう厳しそうな雰囲気がプンプン漂ってました。
案の定入部当時は、コートのネット張りからスタートです。
重たいポールを運び、ネットをピシッと張ろうと必死ですがもたもたしているとあっという間にゲームオーバー!
制限時間までにネットを張り終えることが出来ない場合、また重いポールを倉庫に戻し何度も同じことの繰り返しです。
誰か一人でもボーっとしている者がいようものなら集めたボール籠のボールが四方八方に飛び散り、ボール拾いの開始です。
誰もが先生にビクビクし顔色を伺っている状態でした。
私たち1年は先輩に呼び出されしっかりやれと注意される日々です。
毎日朝練で早く起きて自転車で学校行くのが当時は辛かったなと感じます。

そして1年のいつのかの練習試合で審判のラインズマンをやっていた私。

その時アウトかインか主審が見えず判定が定かではない時ラインズマンの私に判定が委ねられました。
その時に私はビクビクして自分で判断が出来なかったんです…。
それを見かねた顧問が
ラインズマン代われっ!!トイレで鏡見てこい!っと
怒鳴られた私…

鏡をみるとはどういうことか…
泣きながら自分自身をトイレの鏡でみて、顧問のところへ戻りました。

戻って言われた言葉は、

「おまえ、顔…死んでるぞ」

顔は真っ青…
もう見るからにビクビク怯えているのが顔に出ているんです。
恐らく今日だけではなく、いつも私はこういう表情になっていたんだと思います。

家では小さい頃から父親が怖くて自分から話しかけることができず、いつも父親におびえて逃げていました。
そして学校では、顧問が怖くていつもビクビクして相手の顔色ばかり伺っていました。

これでは何をやってもダメなんだと思い知らされました。

 


 

そして2年が経ちました。

自分たちが中学3年になったばかりのある試合で後1点取られたら負けるという時にコートの外から

「お前のせいで負けるんだ!!!」
と私は怒鳴れたのです。

 

その時プッツンと何かが切れました。

私は真面目に必死にいつもやっている!!!
誰よりも一生懸命やってきた。そんなこと言われる筋合いはない!!と
その時はとっさにグワッと心の底から想いが込みげてきて

顧問を睨みつけました。

試合は止まることなく相手コートからサーブが飛んできます。
セッターがトスを上げ、次も自分にボールが上がり打たなければならないっという状況です。

外したらその時点で負け
それこそ私の責任です…。何を言われるか分からない…。
もう、いいや…
どうにでもなれーーーーーーー!
もう渾身の力を込めてアタックしました。

ボールは、ラインの外に外れ…アウト!!
あっ…終わったな私…

 

顧問に呼び出されて怒鳴られるんだ…。

試合は終わり皆が別の場所で後片づけをしている際に、顧問から別の場所に呼び出されました。

激怒されると思ったいた矢先…言われた言葉は

「おまえは自分自身の殻を破った。
これからおまえがこのチームをひっぱっていけ!」

 

っまさか…

え…なんで、

怖いだけだと思い込んでいた先生が…私自身をみていてくれたなんて…、
嬉しくて嬉しくて涙でいっぱいになりました。

怒られないように取られないようにビクビクしながらだた相手のコートにいれる1点

自分を信じて思いっきり打って責めて外したボールの1点

の違いを先生は見ていたんです。

もう、ありえなかったです。

3年間どんなに必死で一生懸命やっていたとしても
1度も褒められたことがなかった先生に、この時この瞬間に褒めてもらえたなんて…
これで自分の中で何かが変わった感じがしました。

暗闇からぱぁっと光が差しこんできたような感じです。

殻を破ったと言ってくれたこの先生の一言が私を変えてくれました。
その先生に出会っていなければ私は変わることが出来なかったです。
今でもきっと、人の顔を伺いビクビクする自信のない自分を嫌いなままだったと思います。

私は、小学校時代の先生に傷つき、中学時代の先生に救われました。

人は人によって傷つきます。
人は人によって救われます。

私は、この先生のように
影響を与えられるような人間になりたいなと思いました

私の生き方
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